スマホの外カメラで自撮りをしたいと思ったことはありませんか?
私はあります。
最近iPhone12 miniを購入して、写真と動画の綺麗さに驚きました。
広角レンズまでついていて、広範囲の風景をきれいに写真や動画として残すことが出来ます。
皆さんが自撮りをするときには、自分たちが写真に納まっているか確認をするために、内カメラで自撮りをするでしょう。最近のスマートフォンは内カメラの画質も向上していて、とても綺麗な自撮りが出来ますが、それでも外カメラには負けてしまいます。
しかも、iPhone12miniには外側に広角カメラが付いています。広角カメラで自撮りが出来れば、自分を含めた広範囲の風景を写真や動画に収めることが出来ます。
今回は、Apple watchを使って自撮り用のスマホカバーを作ってみました。
用意するもの
材料
- スマホカバー ソフトタイプ(100均)
- 接着剤、または協力な両面テープ
- 3Dプリンター用レジン
- Apple Watch
使用した工具・機材
- ハサミ
- ペン
- ニッパー
- ラジオペンチ
- 3Dプリンター
Vlog用スマホケースの作り方
①AppleWatchを固定する部品の設計。
まずは、Apple Watchをスマホケースに固定する部品を作るため、設計に必要な寸法の採取を行います。
採取した寸法をもとに、3DCAD等で部品の設計を行います。
設計した部品が、写真のような部品になります。
このパーツを2個使い、Apple Watchを挟み込んで固定します。
本ページ最後にApple Watch固定の部品データの配布リンクを置いておきます。
②AppleWatchを固定する部品の造形。
次に、設計した部品を3Dプリンターで造形します。
今回私が使用した3DプリンターはANYCUBICのPhoton Sという光造形3Dプリンターです。
光造形の3Dプリンターは、紫外線を当てると固まる特性をもつ紫外線硬化性樹脂(レジン)に、紫外線を当てて一層ずつ物体にしていく造形技術です。
まず、スライサーソフトの”Photon_WorkShop”を使って、造形用のデータを作成していきます。
造形用のデータが完成したら、部品を造形します。
造形し終わった部品に付着したレジンを落とすため、洗浄用アルコールで洗います。
Photon S 等の光造形の3Dプリンターでは、造形した層と層の間にグリーン層といわれる目に見えない半硬化層があり、この時点では材料本来の物性を再現することはできません。
そのため、造形物に追加で紫外線を当てて硬化させる作業を行います。(二次硬化)
今回は4分ほど紫外線を当てて、二次硬化を行いました。
二次硬化を終えた造形物からサポートを取り外します。
ニッパー等で根本を切り落としていきます。
サポートの除去を終えたので、部品が想像通りApple Watchを挟み込むことが出来るか確認します。
今回の部品、実は一度造形失敗をしていて、写真に写っている部品は2回目の挑戦でできたものです。
③スマホカバーに部品を取り付ける。
最後にスマホカバーに部品を取り付けます。
部品をスマホカバーのどこに付けたいか?の目印を付けます。
当初の予定では一度両面テープで部品を固定し、動作確認をした後、接着剤を使って部品を固定する予定でしたが、思っていたよりも両面テープの粘着力が強かったため、両面テープで完成にしてしまいました。
Vlog用スマホカバーの完成です。皆さんお疲れさまでした!!
④動作確認
最後に、完成したVlog用スマホカバーの使い方と、applewatchの取り付け方を紹介します。
まず、カバーを曲げることにより、部品と部品の間の距離を伸ばします。
そしたら、部品の間にApple Watchを挟みます。
この時、Apple Watchのバンドと取り付ける部分に部品を入り込ませます。
取付完了です。
Apple Watchのカメラアプリを開き、外カメラの自撮りが可能となりました。
DJI OSMO ActionやGoProみたいですね。
外カメラなので、広角での自撮りも出来ます!!(広角自撮りが目的で始まった企画でした。
リンク先から今回作成した、applewatch5 40mm用の固定部品のデータをダウンロードできます。
以上YOHAKUでした。
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