今回はFDM方式の3Dプリンターに”必要な道具”と”あったら便利な道具”を紹介します。
紹介する道具がどんな用途で使われるのかも簡潔に書いてあるのでぜひご覧ください。
また、家庭用の3Dプリンターについて基礎知識と用途に合ったおすすめの造形方式を紹介していますので、まだ3Dプリンターを購入していないという方は参考になるかと思います。
必要な道具
まずは”必要な道具”の紹介です。
こちらで紹介する必要な道具は絶対に使うので3Dプリンターと同時に購入したほうが良いです。
ラジオペンチ
サポート材の除去に使うラジオペンチです。
既にお持ちの方が多いかと思いますが、おすすめはある程度先の細いラジオペンチです。
適度に細めのラジオペンチを使うと狭い隙間に入ったサポート材を除去しやすいです。
ニッパー
こちらもサポート材の除去用のニッパーです。ラジオペンチである程度サポート材を除去した後、残ったサポート材を根本から綺麗にカットします。
また、新しくフィラメントを使う際には、フィラメントの先端を斜めにカットします。普通のハサミでは切れないか、ハサミが傷つくのでニッパーでカットします。
スクレーパー
スクレーパーはプラットフォームに張り付いた造形物を剥がすのにつかいます。造形物がプラットフォームに強固に貼り付いていたり、造形物が小さかったりすると手の力だけでは造形物を剥がせないことがあります。その際に、プラットフォームと造形物の間にスクレーパーを入れ込無事により剥がします。3Dプリンターを購入すると付属品として付いてくることが多いので、それで十分かと思います。
ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシは、エクストルーダーに付いたフィラメントのゴミを除去する時に使います。こちらも付属品として付いてくることが多いかと思います。使う際には、3Dプリンターを掃除モードにして、エクストルーダーのノズルを熱した状態で汚れを擦り落とします。
マスキングテープ
マスキングテープはプラットフォームに貼って使います。メーカー純正のプラットフォームシートが販売されているかと思いますが、使い捨てなのにそこそこ高いのでマスキングテープを使用すると安上がりです。
安全メガネ
サポート材をニッパーで剥離する際や部品加工の際には破片が飛び散ることがあります。
サポート材の除去と部品加工の際には安全メガネをすることをおすすめします。
あったら便利な道具
続いては、”あったら便利な道具”の紹介です。
こちらで紹介する道具は、3Dプリンター購入後に必要なだと感じたら追加購入してみてはいかがでしょうか?
もちろん最初から購入しても全然OKです!!
スティックのり
スティックのりはプラットフォームに貼ったマスキングテープに塗ります。マスキングテープに薄くスティックのりを塗ることによって、一層目のプラットフォームへの食いつきが良くなり、造形物が反りにくくなります。
インターネットで「スティックのり 3Dプリンター」と調べていただければ同様の感想を持つ記事が沢山出てきますので、是非いろんな人の記事を見ていただければどの様な効果があるのか詳しく理解することができると思います。
100円ショップの安物も含めていくつかのスティックのりを試しましたが、一番良く感じたのはスティック糊シワなしピットです。
サイズがS・N・Gの3種類あります。Sサイズは1個90円程度なのでSサイズで試してみて気に入ったら追加購入すれば良いと思います。
パーツクリーナー
パーツクリーナーは3Dプリンターのプラットフォームや造形した作品の掃除に使います。
プラットフォームからマスキングテープを剥がす時に、粘着物が付着したまま残ることが多々あります。その際に、パーツクリーナーを吹きかけると粘着物を簡単に剥がすことができます。
プラットフォームや造形した作品に限らず、様々な物の掃除が楽になるので頻繁に使用しています。
キムワイプ・キムタオル
キムワイプやキムタオルは汚れを拭き取る使い捨てのタオルです。キッチンペーパーを想像していただけるとイメージがしやすいと思います。
プラットフォームにパーツクリーナーを吹きかけ、キムワイプ・キムタオルで拭き取るといった使い方をすることが多いです。
フィラメント乾燥機
水溶性サポートフィラメントを使う予定のある方は必須と言っても過言ではないアイテムです。
素材の特性によりますが、フィラメントが空気中の湿気を吸ってしまうと造形の質が素人目に見ても分かるほど劣化してしまいます。
特に僕が使っていた水溶性サポートフィラメントは水で溶けるという特性をもつため、湿気による悪影響が大きく現れました。最初は原因が分からず苦労しましたが、フィラメント乾燥ケースでの保管を始めてからは造形の質が見違えるほど向上しました。
乾燥ボックスは乾燥剤を入れて使います。(お菓子に入ってるシリカゲルとかです。)
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